阪急京都線、桂駅から嵐山線に乗り換えて二つ目、嵐山の一つ手前が松尾大社です。
桂離宮を訪れた時に足を伸ばして行ってきました。私は松尾大社へ行くのは2度目です。
以前に鈴虫寺へ行った時に、ここにも立ち寄りました。

今回は山吹には間に合いませんでした。
京都・西京区に鎮座する松尾大社は、全国に約2000社ある松尾神社の総本社であり、京都最古の神社のひとつとして知られています。醸造の神様としても名高く、酒蔵や醤油・味噌の蔵元からの信仰を集めてきました。嵐山・桂エリアに位置し、境内には四季の花が美しく咲き誇る、京都屈指の名社です。
松尾大社とは
松尾大社の創建は、大宝元年(701年)に文武天皇の勅命により秦忌寸都理(はたのいみきとり)が社殿を造営したことに始まると伝えられています。ご祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)と市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)の二柱。大山咋神は山と水を司る神様であり、酒造りに不可欠な水との深い関わりから、醸造の神として全国の酒蔵・醸造家に篤く信仰されています。
境内奥には「亀の井」と呼ばれる霊泉が湧いており、この水を酒や料理に混ぜると腐らないと伝えられ、古くから「不老長寿の水」として大切にされてきました。

見どころ
本殿・楼門
室町時代に建てられた本殿は「両流造(りょうながれづくり)」と呼ばれる独特の建築様式を持ち、国の重要文化財に指定されています。境内入口に立つ朱塗りの楼門は、松尾大社のシンボルとして親しまれており、参拝者を出迎えます。
庭園(蓬莱・曲水・上古の三庭)
境内には昭和を代表する作庭家・重森三玲(しげもりみれい)が手がけた三つの庭園があります。「蓬莱の庭」「曲水の庭」「上古の庭」と名づけられたそれぞれの庭は、石組みの力強さと水の流れが印象的で、現代日本庭園の傑作として高く評価されています。
松尾山と磐座(いわくら)
社殿の背後にそびえる松尾山には、古代から信仰を集めてきた巨石群「磐座」があります。本殿裏から山道を登ると拝観することができ、神社の原始的な信仰の姿に触れることができます。
お酒の資料館
境内には醸造の神様にちなんだ「お酒の資料館」があり、酒造りの歴史や道具、全国各地の蔵元から奉納された酒樽などを見学できます。日本酒に興味のある方にはとくにおすすめです。
主な行事・祭事
松尾祭(4月・5月)
松尾大社最大の祭礼で、「松尾の祭」「おいで」「おかえり」の三部構成で行われます。4月の「おいで」では、6基の神輿が桂川を渡り御旅所へと向かう勇壮な光景が見られます。5月の「おかえり」では神輿が松尾大社へと帰還し、地域の人々の熱気に包まれます。
山吹まつり(4月)
松尾大社は「山吹の社」としても知られており、4月中旬から5月上旬にかけて境内や参道に約3000株の山吹(ヤマブキ)が黄金色の花を咲かせます。この時期は「山吹まつり」として特別公開が行われ、多くの参拝者が訪れます。

醸造祭(11月)
醸造の神様を祀る松尾大社ならではの祭礼で、全国の酒蔵・醸造業者が新酒の完成を祈願して参拝します。新酒の奉納なども行われ、日本の醸造文化の深さを感じられます。
アクセス・基本情報
- 住所:京都府京都市西京区嵐山宮町3
- アクセス:阪急嵐山線「松尾大社駅」より徒歩約3分
- 拝観時間:境内自由(庭園は午前9時〜午後4時・有料)
- 庭園拝観料:500円
- 駐車場:あり
まとめ
松尾大社は、1300年以上の歴史を持つ京都最古級の神社であり、醸造の神・山と水の神として今も多くの人々の信仰を集めています。重森三玲の庭園、山吹の美しさ、神秘的な磐座、そして醸造文化の奥深さ——訪れるたびに新たな発見がある奥深い神社です。
嵐山・桂エリアを訪れる際には、ぜひ足を運んでみてください。
参考・引用元
追記
境内に収められている酒樽が圧巻でした。地元の地酒の樽もありました。
手水舎のカメが可愛らしい。
資料館も見学できます。横には売店がありお漬物なども販売しています。















